2021.11.18

今日もいいお天気なので、きんちゃんとしょうちゃんは学校の中を散歩していました。

「これは何かな？」

きんちゃんが指さしました。

「ほんとだ。こんなの、なかったよね？」

しょうちゃんも不思議に思いました。

すると、近くにいた6年生が教えてくれました。

「これは、ぼくたちが作っているんだよ。」

どうやら、これは6年生が作っている畑で、自分たちで土をたがやし、きれいにならして、何を植えるかも、自分たちで決めるそうです。チューリップを植えることも考えているみたいです。

きんちゃんは言いました。

「6年生が卒業するまでにチューリップが咲くといいね。」

すると、しょうちゃんはこう答えました。

「もし、咲くのがおそくなっても、新入生たちに見てもらいたいね。これは、この近小を立派に卒業した6年生が、学校をきれいにするために植えてくれたものなんだよ、って。」

小春日和の校庭を歩く2人は、あたたかい気持ちになりました。