第6回同窓会総会・懇親会が行われました。詳細をお知らせします!
2023年08月26日2023(令和5)年8月26日(土)、第6回近畿大学附属小学校同窓会総会・懇親会が行われました。
場所はUSJのすぐそば、大阪・桜島駅の目の前にある「リーベルホテル アット・ユニバーサルスタジオジャパン」です。
これまで、総会・懇親会は学校をお借りして行ってまいりましたが、同窓生の皆様によりお集まりいただきやすくするため、場所を大阪市内、そしてまだオープン間もないリーベルホテルを選んで実施致しました。総会・懇親会は3年に一度行うことになっており、本来ならば昨年実施するはずでしたが、コロナ禍の中での開催を控えた結果、1年遅れの実施となりました。
初めてのホテル開催ということで、ご参加くださる皆様により楽しんでいただけるイベントを考えました。役員で協議した結果、近畿大学にゆかりのある著名人の方にご講演をいただこう、ということで、元プロボクサーの「浪速のロッキー」、今なお俳優として活躍され、奥様のTwitterが話題になっている赤井英和さんを呼べないか、ということになりました。
赤井英和さんのホームページから、直接講演を依頼。近畿大学に通っておられる頃の思い出や、大阪時代の楽しいお話をお願いできないか、と長文のメールを送信させてもらったところ、赤井さんの奥様から返信をいただき、今回ご講演の運びとなりました。
→「赤井英和商店」https://akai-hidekazu.com
ご講演に至るまでに、赤井様ご夫妻はわざわざ私たちとの打ち合わせのためだけに来阪してくださいました。赤井様ご夫妻は本当に温和で明るく、楽しいお話をしてくださいました。
また、別の機会には、司会をお願いした方(卒業生の保護者の方)とZoomでの打ち合わせの機会もとってくださいました。
赤井さんは近畿大学に対する恩義をいつも口にされます。ボクシングに打ち込む自分に真っ先に声をかけてくれた近大。当時東京でしか行われなかった世界タイトル戦を記念会館に呼んでくれた近大。怪我をしてボクシングを諦めなければならない時にもやはり声をかけてくれた近大。近大への感謝の気持ちを、いつも大切にしておられる赤井さんは、我々にもいつも「ありがとうございます」と頭を下げながらおっしゃってくださいます。そして、その横でいつもにこにこしながら夫を支えておられる奥様。赤井さんの素敵なところを奥様が何倍にも大きくしてこちらに届けてくださいます。とても魅力的な赤井様ご夫妻のご講演がとても楽しみでした。
一方、同窓生への皆様へのお知らせについては難しいものがありました。
卒業生皆様へのご連絡は往復はがきで行ってまいりましたが、同窓会としての財政面も考え、メールでの配信を希望してくださる方には、メールでの連絡も始めました。
はがきでの連絡と、メールでの連絡。その両方でお知らせを始めましたが、なかなか皆様に行き渡らないのが現実でした。住所やメールアドレスが変わっておられる方、迷惑メールとして処理されたり、メールが表示されなかったりして、同窓生皆様に総会・懇親会の開催が周知できなかったところが反省点です。
当日は、近畿大学附属小学校校長先生や何人かの恩師の先生方、また保教会会長様にご来賓として出席いただき、盛大に総会・懇親会を執り行うことができました。おいしい食事に舌鼓を打ちながら、懐かしい旧友や先生方との楽しい時間を過ごしていただきました。「誓願」も全員で唱えました。現在の近小の学校行事のようすもご覧いただきました。
そして懇親会の最後にはメインイベント、赤井英和様ご夫妻のご講演です。
「ロッキーのテーマ」に乗ってご入場くださった赤井様ご夫妻。お決まりの「ズッコケ」なども入れた楽しい入場で始まった講演では、数々の笑いの中にも、ボクシングを始めたきっかけ、近大に入ることになった監督との出会いなどの熱い話、そしてやはり「感謝」することの大切さを感じる、温かいお話を聞くことができました。
この日、実は会場に、プロボクサーを目指しているという高校生の卒業生が来ていました。「対戦相手との間合いをどうとればよいか」という質問を受けて立ち上がった赤井さんは、ボクサーの卵である卒業生に真剣に、そして丁寧に動きを教えてくださいました。「足や。足を動かすんや。だから、ロードワーク。走るんやで」真剣な目で語る赤井さん。最後、その彼をハグしながら耳元で何かを伝える赤井さん。彼の心にどんな言葉が刻まれたのでしょうか。
講演のあと、赤井様は近大節の熱演に加え、万歳三唱の音頭もとってくださり、最後の記念撮影までずっとサービス精神全開で我々と過ごしてくださいました。また、息子で同じくボクサーである赤井英五郎氏が監督を務め、ボクサー・赤井英和の軌跡を当時の映像で振り返るドキュメンタリー映画「AKAI」のDVDをサイン入りで全員にプレゼントをしてくださいました。今回の同窓会総会・懇親会が、参加してくださった方にとって、一生の思い出になったならば、我々役員にとってもうれしいことです。
近畿大学附属小学校同窓会は、1期生で初代同窓会会長である森内一氏から引き継ぐ形で、2007(平成19)年に2代目会長として小澤廣治氏が選出されて16年、役員のほとんどが変わることなく運営に携わり、卒業生皆様相互の交流や情報交換の機会を充実させられるよう、試行錯誤を繰り返してまいりました。中でも、「近小生の成人式をしてほしい」という卒業生やその保護者の方の願いを叶える形で始まった「成人をお祝いする会(20歳をお祝いする会)」を毎年3月に実施するようになり、夢を描いてこれから社会に飛び立とうとしている後輩たちに、貴重な時間と再会の機会を提供することができました。
その役員が、この日の総会をもってその任を新役員に譲ることになりました。
旧役員の皆様には、最大16年の長きに渡り、母校のため、後輩のために陰日向になって力を尽くしていただきました。まさに小澤前会長を中心に皆様が一丸となって同窓会の運営を支えてくださったおかけで、今の形を作ることができました。誠にありがとうございました。
新しい役員の皆様は、現在、お子様が母校に在学中の卒業生の皆様にお願いし、皆様快く引き受けてくださいました。今後は、基本的にはお子様の在学期間中にお手伝いをお願いする流れをつくり、次の代に引き継いでいく形で進めてまいりたいと考えています。
少子化が進む今、母校・近畿大学附属小学校は関西私立小学校の中ではわずかとなった「定員を満たすことのできる小学校」として、いわゆる「人気校」の評価を維持しています。時代の変化に対応しながらも創立以来の伝統を重んじる教育方針は、他校にない魅力として、奈良県、大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県から現在672名の児童を預かることができています。
同窓会は、そうした母校の情報発信を通じて、卒業生の皆様に「母校に我が子を通わせたい」と思ってもらいたい、という願いをもっています。我々には、近小で心を鍛え、体を鍛え、よく学び、よく遊び、頑張りぬいた経験があります。大人になってからも大切な考え方や習慣を身につけることができた、その原点といえる場所です。近小の卒業生であることを誇りに、母校の発展を支えていきたいと考えています。
引き続き、同窓会活動へのご理解とご協力をお願い致します。