1954(昭和29)年、近畿大学附属小学校は大阪府布施市（現在の東大阪市）中小阪に創立され、1960(昭和35)年3月、男子30名・女子14名、計44名の卒業生を送り出すと同時に、本校同窓会は発足しました。
会長には森内一氏（1期生・故人）が就任され、創立50周年を機に同窓会活動が大きく動き出し、旧キャンパスでの総会（第1回同窓会総会）が行われるまでの実に47年の長きにわたり、その重責を担ってこられました。
同窓会創設当初は母校の旧講堂や生駒山などで恩師を囲んで旧交を温め、また創立25周年・創立40周年の記念行事としては、森内氏を中心に会員名簿の作成も行われました。

1創立50周年の節目にあたって、私学を取り巻く厳しい環境に対し、卒業生としても何か力になれることはないか、と2004（平成16）年12月、各期代表者が集まる近畿大学附属小学校卒業生各期代表者会がホテルニューオータニで行われ、活発な情報交換が行われました。
2007(平成19)年3月。3年後の菖蒲池キャンパス移転を控え、旧キャンパスでの第1回総会が南校舎体育館で行われました。ここでは1期生から48期生までが年代に関係なく一堂に会し、第2代目の会長に小澤廣治氏（16期生）が就任されました。
2010(平成22)年4月。近畿大学附属小学校は、現在の菖蒲池キャンパスに移転しました。駅前という交通の便の良さと、菖蒲池という自然豊かな環境に恵まれた新しいキャンパスに目を奪われた卒業生も多かったことでしょう。2011（平成23）年3月には第2回同窓会総会が行われ、新しいキャンパスでの新しい同窓会活動が始まっています。

同窓会の目的は、同窓会員相互の交流を通じて、母校の発展に寄与することにあります。
同窓会員相互の交流を深めるため、母校と馴染みのある場所を改めて訪れる機会をつくっています。例えば2014(平成26)年7月には、
長年臨海学舎でお世話になった福井県高浜町を、恩師先生方と訪れる1泊2日の旅行を企画しました。
こうした機会を通じて、世代をこえた交流が行えることはもちろんのこと、自分が歩んできた道のりを再確認し、素晴らしい教育を受けてきたことへの
感謝と誇りを感じるに至りました。

近畿大学附属小学校は、卒業生が帰ってきたくなる温かい学校です。毎年行われる宿泊行事である「学舎・学習旅行」。海で90分間泳ぎ続ける
臨海学舎。冬の生駒山を駆け抜ける耐寒生駒登山。
昔からの伝統を守って受け継がれる学校行事には、時代をこえて大切にされている真の教育があります。

一人ひとりを大切にし、親身になって話を聞き、良き道へと私たちを導いてくださる恩師先生方の愛情あふれる指導も連綿と続く、
本校の伝統の一つです。私たち同窓会員一同、こうして母校とつながりを持ち続けながら、共通の教育を受けてきた者として一つになり、
母校の発展を支えてまいりたいと思います。

卒業生の皆様には、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。 思い出の東大阪キャンパスからあやめ池に移転して早５年近く経ち、近小は創立６０周年をむかえ熟成、 進化をし続け卒業生も４，０００人をこえようとしています。 これまで同窓会という名は存在していたものの、殆ど活動がありませんでした。 約５年前から新役員と共に活動を行っておりますが、まだまだ未成熟な組織であります。 在学中はもとより卒業された皆様にも近小時代の学んだ事、楽しかった思い出をいつまでも心の学び舎として持ち続けて頂きたく、 この度同窓会のホームページを開設させて頂きました。今後も３年に一度の総会はもとより、 皆様のお役に立てる情報掲示板として活用してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。