【校長室だより】 「コロンブスの卵」

| 教育エッセイ

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

5月18日 月曜日 「コロンブスの卵」

 今日は「コロンブスの卵」という言葉についてお話しします。

 イタリア人のコロンブスが、大西洋航路を見つける途中でアメリカ大陸を発見してイタリアへ帰ってきました。そのお祝いの式典で、ある人に「新大陸の発見などは西へ船で行ったら誰でもできる」と言われたそうです。そこで、コロンブスはテーブルにあった卵を一つ取って、「この卵を、テーブルの上に立てて見ろ」と言いました。でも誰も立てることはできませんでした。そこで、コロンブスは、みんなの目の前で卵の下をテーブルに少しぶつけて、殻を少しへこませて卵を立てて見せました。見ていた人は、殻をへこますのはインチキだと言いました。

 すると、コロンブスは、「新大陸の発見もこれと同じだ。西へ船を走らせれば誰でも新大陸にぶつかるかもしれない。 でも、それを最初に思いつき、最後まであきらめないで実行することが重要なのだ」と言ったそうです。

 つまり、「コロンブスの卵」とは、誰かがやった後であれば簡単そうに見えることでも、最初に、これを思いつき実行することは難しく貴重であるという意味で使われます。

 皆さんも4月の始めに、今年度の自分の目標を立てました。その目標を達成するために、今、頑張り続けていますか。あきらめたりしていませんか。

 日本には「五月病」という言葉があります。聞いたことがありますか。日本では学校でも会社でも4月に新しいスタートがあります。その時に決めた目標を目指して1ヵ月が過ぎた頃に、頑張ってみたけれどできるかどうか自信が無くなってきた。 あるいは目標を達成するんだという気持ちが弱くなり、すべてにやる気がなくなってしまう状態を病気に例えた言葉です。

 実は、目標の達成は「できないかもしれない」「たぶんできない」と思った瞬間にできなくなります。「必ずできる」と信じる人にしか達成できないようです。「五月病」なんかに負けない強い心で、コロンブスのように自分の力を信じて目標を達成しましょう。大いに期待しています。

図書室や図書館には、コロンブスの伝記や学習まんががあります。興味のある人は、読んでみましょう。

219SQV3G5SL._AA160_.jpg51EKuS6wp6L._AA160_.jpg