【校長室だより】 「有言実行」と「三日坊主」 

| 教育エッセイ

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

【1月19日月曜日】児童朝礼での校長先生のお話

 寒い日が続いていますが、明日、1月20日は「大寒(だいかん)」といって、一年で一番寒い日だと言われています。昔の人は、この寒い時期を様々な知恵を働かせながら暮らしてきました。寒い時期の水は、雑菌が少なく身体にいいともいわれ、「大寒の水は1年間腐らない」とされていたそうです。

 また、寒い時期に作った物は、長い間、保存できるとも言われました。この時期の剣道や柔道、相撲などの練習は、「寒稽古」と呼ばれ、困難に負けない体力や気力をつける取り組みとされました。

 今日は「有言実行」ということについてお話しします。

 始業式の時にお話しした「自分の桜」や、先週、お話しした「自分の目標」は見つかりましたか。「今年は、これを頑張るぞ」としっかりと決意できましたか。

 「有言実行」とは、「自分の言ったことはきちんと実行する」ということです。

 自分の言葉通りにちゃんとできれば、それは、とても素晴らしいことです。

 でも、「よしやるぞ」と決意してもなかなか続けられずに、すぐに駄目になってしまうことも多くあります。頑張る気持ちは、あるけれども...。人の心は、そんなに、強くないのかもしれませんね。

 一方で、「三日坊主」という言葉があります。聞いたことがありますか。

 これは、「言ったことが三日もすれば飽きてしまい、長続きしないこと」を言います。 意志の弱い駄目な人を指す言葉として使われました。

 でも、考え方を変えれば、「三日坊主」も繰り返せば立派なものだと思います。「三日坊主」を10回すれば、30日、つまり1か月になります。これを12回繰り返せば1年になります。大切なことは、あきらめずに続けることです。自分の決めた目標に挑戦し続ける練習をすることです。なりたい自分に少しずつ近づくことを続けることです。

 そのためには、「今年はこんなことをします。」「こんなことができるようになります。」と、宣言しましょう。それも、できるだけ多くの人に宣言しましょう。色々な方法で、色々な人に宣言しましょう。

 紙に大きく書いて、部屋に張るのもいいでしょう。できるだけ派手に宣言しましょう。そうして自分が後戻りできない状況を作ることが大切です。

 自分の目標に向けて、「有言実行」から「宣言実行」へ変えることで、しっかりと取り組んでくれることを大いに期待しています。