耐寒訓練始まる

| 教育エッセイ

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2月6日の生駒登山に向けて、今週から、1年生から6年生までの全学年が、体育の授業では耐寒駆け足訓練を行います。耐寒駆け足訓練では、学年に応じて20分から40分間、運動場に設けられたマラソンコースを自分のペースで走ります。スピードを競う目的ではなく、自分のペースで決められた時間、最後まで走り続けることで、強い体と我慢強い心を養います。今回の『教育エッセイ』では、担任の先生が、子どもたちに向けて書いた「耐寒訓練」についての学級通信を紹介します。

◆◆◆◆◆ 以下、学級通信より引用 ◆◆◆◆◆

いよいよ耐寒訓練が始まりました。耐寒生駒登山に向けて、強い心と体を作ります。先週の体育の授業で10分間の練習をした時にも話したことをもう一度書いておきます。

 耐寒訓練は、字だけ見ると「寒さに耐える」訓練ですが、近小の耐寒訓練は「自分の弱い心に耐える」訓練です。しんどいな、休みたいな、歩こうかな、先生が見ていないから力を抜こうかな、友達が近くにいるからおしゃべりをしてもいいかな・・・走っていく中で沸き起こってくるそんな甘えた気持ち、自分の弱さと戦う修行です。先生は密かに、「陸上の白浜学舎」と呼んでいます。海で90分戦う白浜学舎と違い、運動場で戦う20~ 40分間は短いです。時間は短いですが、全く気を抜くことができない海の上と違って、運動場ならいくらでも気を抜くことができます。力を抜くことができます。休むことができます。甘えることができます。途中で歩いたところで失敗にはなりません。甘い誘惑がいくらでもあります。その中で、決められた時間、最後の最後までねばり強くあきらめずに頑張る姿勢を身につけます。ここで身につける我慢強さは、持久走だけでなく、これから先、みんなが数々の困難を乗り越えていくために必要な力となっていくのです。

 先生がこの耐寒訓練が好きなのは、走り方を見ていると、その人の心の在り方がよく分かるからです。我慢強い子、集中力がある子、コツコツ続けられる子、自分のペースを作るのがうまい子、負けず嫌いな子など、走る人の性格がよく出ます。走りの中でみんなの心の強さが見られた時、先生はすごく感動します。すごいなぁ、かっこいいなぁと思います。だから、この行事が大好きなのです。ただ単に速い、遅いではないのです。

白浜の90分、耐寒訓練の40分、近小の心を鍛える行事のいいところは、他の人との競争ではなく、自分との戦いであることです。クラスメイトは競争相手ではなく、「あの子も頑張っているから自分も頑張ろう!」と、自分を励ましてくれる存在なのです。

もちろん、速く走れる人はどんどん上を目指して自分を鍛えましょう。自分より速い人を目標に、追いつけ追い越せで頑張れば、互いに刺激となっていい関係を作ることができますよ。みんなの頑張りを楽しみに、そして期待しています。