【校長室だより】第2学期始業式

| 教育エッセイ

8月24日月曜日 例年より短い夏休みが終わり、今日から第2学期のスタートです。

残暑はまだまだ厳しいですが、子どもたちは元気いっぱいに登校してくれました。

第2学期始業式での校長先生のお話を紹介します。

みなさん、おはようございます。

今年の夏休みは、あまり外に出たりできなかったかもしれませんが、

楽しい時間を過ごせたでしょうか。

先日、このあやめ池で活動されている画家の芳岡さんという方から、

みなさんに絵はがきをいただきました。

芳岡さんの絵は人気があるので、みなさんも見たことがあると思います。

コロナで我慢することが多い子どもたちに、

少しでも元気になって欲しいと考えてくださったんですね。

それで、「エールを送ろう♪心温まる絵はがきプロジェクト」という

クラウドファンディングを実行してくださいました。

賛同してくださる方が70名近くもいらっしゃったそうです。

そうして集められたお金で、みなさんに絵はがきが届けられました。

とても可愛い絵はがきです。

みなさんのことを考えてくださる方々がたくさんいてくださるのは

とても感謝で、嬉しいことですね。

明日にでも、担任の先生から配ってもらいますね。

楽しみにしていてください。

芳岡ひできさんについては、こちらから。 https://socks.co.jp/news/

さて、テレビの報道などでも取り上げられていましたが、

この夏は、第二次世界大戦が終わって75年目でした。

第二次世界大戦で亡くなった人数は、全世界で6000万人とも言われています。

日本も、300万人の方々が命を失いました。

広島・長崎が原子爆弾によって壊滅的な被害を受けたことは

みなさんもよく知っていることと思います。

その戦争の時代、ドイツにエーリッヒ・ケストナーという作家がいました。

戦争が終わって数年した頃、彼は子ども向けの「動物会議」という絵本を書きます。

人間たちが集まって、戦争をなくすための会議を開くのですが、

何度会議を開いてもうまくいかず、失敗ばかりしている。

動物たちは、「もう人間には任せておけない」

「何より子どもたちがかわいそうだ!」ということで

自分たちで会議を開くことを決め、世界中の動物たちが集まります。

そして、ある方法で、人間に戦争をやめさせることに成功する、という物語です。

その方法については、絵本を読んでみてくださいね。

動物たちが人間に認めさせた約束は、

国境をなくすことや、二度と戦争をしないことなど5つありましたが、

その5番目の約束は、次のようなものでした。

「子どもを、いい人間に育てることは、一番大事な、難しい仕事であるから、

 これから先、教育者が一番高い給料をとるようにする。」

ケストナーは、子どもを立派な大人に育てることで

やがて世界から戦争がなくなることを期待していたんですね。

みなさんは、そんな多くの人たちの大きな期待を寄せられています。

動物たちをガッカリさせないように、立派な人になってくださいね。

今日から2学期が始まります。

一緒に頑張りましょう。

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