【校長室だより】 守破離

| 教育エッセイ

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

平成31年2月18日(月)「守破離」

おはようございます。

2月も半ばを過ぎ、3学期もあとひと月ほどになってきました。

先生もこの小学校に来て、2年が過ぎようとしています。

近小に来てから、毎朝みなさんと挨拶をするのが楽しみになりました。

でも、最近少し気になることもあります。

あいさつがいい加減になっている人たちがいることです。

近小生は、立ち止まって帽子をとり、

相手の目を見て挨拶をするんでしたね。

初代校長の楢崎先生は、

それができていない児童には必ずやり直しをさせてから

学校に入らせたそうです。

近小のあいさつは、そうやって培われて、

先輩たちが60年にわたって受け継いできた大切な伝統です。

みなさんは「しゅはり」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

「守・破・離」という3文字の漢字で表されます。

剣道などの武道、茶華道や音楽、日本舞踊などの芸術や習い事などで

時折耳にする言葉です。

何事でも、最初は基本から始めます。

先生から教えていただいたことをしっかり守り、

自然にできるようになるまで繰り返し練習します。

それが「守」の段階。

基礎・基本がじゅうぶん身についたとき、

さらに良くするために自分なりに研究し、工夫を加えたりします。

それが「破」と言われる段階ですね。

自己流とは違う、確かな基礎に裏打ちされた美しさがそこにはあります。

そして、その訓練と工夫を極めていくと、

イモムシがさなぎになり、やがて美しい蝶に変わるように

新しい流派が誕生します。

それが「離」。

超一流の人たちが到達する境地ですね。

でも大切なことは、

「守」がなければ「破」も「離」もないということです。

立ち止まって帽子をとり、相手の目を見て挨拶をする。

やろうと思えば、誰にでもできる。

でも、それをどれほど大切に続けているでしょうか。

元気な声や、自然な笑顔で心が伝わる挨拶をしてくれる達人もいます。

「たかが挨拶」かもしれませんが、奥は深いですね。

明日からまた、元気ないい挨拶をしましょう。

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