【校長室だより】 「半夏生(はんげしょう)」について

| 教育エッセイ

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

6月27日 月曜日 「半夏生」について

 梅雨がまだ続いていますが、今年も夏が近づいてきています。今年の夏は予報では厳しい暑さになるようです。暑さに負けない身体づくりに取り組みましょう。

 6月も今週で終わり、今年も半分が過ぎようとしています。今年の夏至は6月21日でしたが、その夏至から数えて11日目の7月1日頃を、「半夏生」と呼ぶことがあります。今日はその半夏生についてお話しします。

 半夏生とは元々は花の名前です。緑の葉っぱが半分白くなっていて、まるでお化粧をしているように見えるので「はんげしょう」と呼ばれるそうです。

 暦の上での半夏生は、昔は農作業の目安の一つとされていました。農家ではこの日までに田植えを済ませ、この後は決して田植えはしないという習慣があったそうです。半夏生の頃には天から毒が降るとか、地面に毒の草が生える等の言い伝えもあったそうです。半夏生の花の根っこにも毒があるそうです。おそらく梅雨の終わり頃でカビ等の雑菌が多く発生する季節に関係があるのかもしれません。

 地方によってはこの時期にハンゲという妖怪がやってくるという言い伝えもあり、決して農作業をしないように戒めたそうです。田植えが無事に終わると、半夏生餅というお餅を神様に供えることもあるそうです。また、この時期にタコを食べる習慣もあるようですが、何故タコを食べるのかは調べてみてください。そこにもちゃんと意味があるようです。

 半夏生は半分夏が生まれるとも書きます。1年のちょうど半分が過ぎて折り返し点となり、これから本格的な夏を迎える後半に入ります。そこには、これまでの半年間の無事に感謝して次の季節を乗り越えようとする昔の人の知恵が感じられます。

 皆さんにも、一つの節目としてここまでの半年を振り返り、今年の自分の目標に向けて実り多い残り半年を過ごして欲しいと思っています。

hangesyou_04.jpg ハンゲショウ