【校長室だより】 「がんばる」ということ

| 教育エッセイ

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

6月20日 月曜日 「がんばる」ということ

 今日は、「頑張る」という言葉についてお話をします。皆さんも誰かを応援したり、励ましたりするときなどにいつも使っている言葉ですが、何故、そう言うのかを考えてみたことがありますか。

 実は「頑張る」には2つの意味があるそうです。

 1つ目は「眼張る」という言葉からできたと言われています。「眼」いう字は5年生で習いますが、目医者さんのことを眼科医院ということがあります。つまり、「目」と「眼」は同じ意味になります。

 「眼張る」とは「大きく目をひらく」ということで、例えばマラソンなどで大きく目をひらいて必死に走っている姿や、あるいは前をしっかりと見て、話を聴いている授業中の姿が目に浮かびます。つまりそれがすごく頑張っていることです。

 2つ目は「我を張る」という言葉からできたといわれています。「我」という漢字は6年生で習います。「我」には「私」という意味があります。つまり、「私を張る、自分を張る」ということは、身体を張って自分の言いたいこと、したいことを主張するということになります。

 そういう意味から、もともとは人の意見を聞き入れない「強情者(ごうじょうもの)」の意味で使われていましたが、自分の身体を張ってまで物事を最後までやり通すということから、今の「頑張る」という意味になったそうです。

 頑張るには、この2つの意味を合わせて「大きく目を見開いて、歯を食いしばり、胸を張って身体全体でどんなことにも全力で取り組む」という思いが込められています。

 この言葉の意味をちゃんと理解していれば、「頑張れ」と励まされたり、あるいは励ましたりする時に、より深く気持ちが伝わるように思います。

 近小生の一人ひとりが、自分たちの目標に向けて、チームとして励まし合いながら、最後まで頑張れることを期待しています。