【校長室だより】 和顔愛語

| 教育エッセイ

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

6月6日月曜日 「和顔愛語」

 テレビや新聞のニュースでは、近畿地方も先週末に梅雨入りをしたそうです。今日はとてもよいお天気ですが、明日からは雨が降ったり曇りの日が続くようです。雨の日の過ごし方も自分たちで色々と考えながら工夫して過ごしほしいと思っています。

 今日は、少し前に、新聞の投稿欄で目にした記事の一部を紹介します。

 「そのお店は通路が少々狭くすれ違う時は気を遣うつくりになっています。私は品物を手に取りながらぶらぶらと歩いていました。すると前から若い子ども連れの方が来られました。私と目が合うと子どもの手を引き、後ろに下がりよけて下さいました。そして、通りすがりに私が『すいません』と言うと、『いいえ、どういたしまして、ここは狭いですから』と本当に、にこやかに応えられました。本当は身軽な私の方がよけるべきなのにと申し訳ない気持ちでしたが、その方の対応にとても温かい気持ちになりました。」

 この記事を読んで、「和顔愛語(わがんあいご)」という言葉を思い浮かべました。「和顔愛語」とは、仏教の世界で使われる言葉で、「わげんあいご」とも読みます。

 和顔とは穏やかな顔つき、愛語とは優しい言葉遣いという意味です。つまり、「和らいだ笑顔をし、愛情のある言葉で人に接する」ということです。

 今朝、正門で立っている時に、幼稚園の保護者の方から、とても嬉しいお話をお聞きしました。同じ車両に乗り合わせた2・3年生の近小生が、途中から乗って来られたお年寄りにどうぞと声を掛けて席を譲る場面を見られたそうです。

 そしてその男の子の対応にとても感動されたそうです。つまりその行動が附属小学校の素晴らしさを伝えることになりました。附属小学校の素晴らしさは、近小生一人ひとりの素晴らしさであるということをもう一度しっかりと受け止めてください。

 自分の笑顔と優しい言葉は、周りの人を明るく元気にします。そして、一人ひとりの小さな取り組みが、大きなスタートとなります。クラスに、学校に、「和顔愛語(わがんあいご)」があふれる附属小学校になることを目指してほしいと思います。

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