【校長室だより】 「ハンカチ」について

| 教育エッセイ

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

11月2日 月曜日 「ハンカチ」について

 明日、11月3日は、「文化の日」です。「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として国民の休日とされました。そして、11月3日は、「ハンカチの日」でもあるそうです。

 みなさんはハンカチを持っていますね。もしそれを広げてみたら、おそらく、全員のハンカチが真四角な形、つまり正方形だと思います。でも、どうして、ハンカチは真四角なのでしょうか。そんなことを考えてみたことがありますか。普段使うタオルやバスタオルは長方形なのに、何故、ハンカチだけは正方形なのでしょうか。実は、それには理由があります。

 ハンカチは古代エジプト時代からあり、元々は手や顔を拭いたりするものではなく、色々な形や宝石を飾った豪華なものがあったそうです。

 当時は「カチーフ」と呼ばれ、「頭を覆う」という意味があり、まだ帽子のない頃、女性は頭や肩などを布で覆っていました。その後、帽子が作られると、今度は、それを首に巻いた「ネッカチーフ」、手に持った「ハンカチーフ」と呼ばれたそうです。それが、現在、「ハンカチ」となったそうです。

 フランスのルイ王朝時代には、ハンカチは絹でつくられ、親から子どもへ受け継がれる程の貴重品だったそうです。卵形・長方形・三角形など、色々な形があり、色々な飾りやボタンなども付けられたそうです。

 それを、今から230年ほど前にいたフランスのある王女が、色々な形があることを煩わしく思い、当時の王様に、「ハンカチは真四角にして下さい」とお願いしたそうです。

 1785年に、ルイ16世は、「ハンカチーフは縦横同じ長さの四角形にすべし」という法令を作り、国中に布告しました。それ以降、ハンカチは、すべて正方形になったそうです。

そして現在に続いています。

 その王女の名前が分かりますか。1学期の終業式の「ジャガイモ」のお話にも登場した人物、マリー・アントワネットです。

 昔は飾りだったものが、今は手を拭いたり、汗を拭いたりするものになりました。自分の身近なものの歴史を調べてみると、色々と面白い発見があります。「どうして」と思う気持ち、「もっと知りたい」と思う気持ち、自分の「知的好奇心」をどんどん大きくできる「近小生」になってくれることを大いに期待しています。