【平成28年度入学式】 学校長式辞

| 教育エッセイ

4月9日、満開の桜の花びらが舞い散る中、平成28年度の入学式が挙行されました。

入学式での校長先生の式辞を紹介します。

平成28年度 小学校入学式式辞

 満開の桜の花と緑の若葉が顔を出し始めたこの良き日に、近畿大学附属高等学校・中学校より岡﨑忠秀校長を始め、多くのご来賓の皆様のご臨席を賜り、平成28年度近畿大学附属小学校の入学式を挙行できますことを心より御礼申し上げます。

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。氏名点呼では大きな声でしっかりと返事ができましたね。すごいですね。今日から皆さんは、近畿大学附属小学校の1年生です。

 今日、附属小学校へ入学したお友達は、男子75名、女子48名、併せて123名です。

ここから見ていると、みんな笑顔でキラキラ輝いています。これから始まる小学校での生活をワクワクしながら楽しみにしているようですね。そんな皆さんの様子を見て、とても嬉しく思っています。

 小学校では、先生方はもちろん、皆さんの後ろに座っているお兄さんやお姉さんたちも皆さんの入学を心待ちにしていました。わからないことは何でも聞いて下さい。優しく親切に助けてくれますので、どうぞ安心して下さい。

 

 今日は、「たんぽぽの根っこ」のお話をします。皆さんはたんぽぽの花をよく知っていますね。春になると道端で黄色い花を咲かせます。実はたんぽぽという名前が付けられたことには面白い説明があります。

 たんぽぽの茎に切り込みを入れて水につけておくと、くるくると丸くそってくるそうです。その形が鼓の形に似ているので、鼓草(つづみぐさ)と呼ばれることがあります。その鼓を叩いたときの「タンポンポン」という音を名前にして「たんぽぽ」になったそうです。

 たんぽぽの背丈は地面から鉛筆1本分(約20cm)ぐらいですが、その根っこは鉛筆5本分(約1m)ぐらいもあります。すごいですね。でもどうしてこんなに長く根を伸ばすのでしょうか。

 それは生きていくためのエネルギーとなる水分や栄養分を求めて、長く根を張っているのです。冬の寒さや乾燥にも負けずに、時にはアスファルトの隙間からでも、芽を出して花を咲かせます。

 たんぽぽの花の美しさや華やかさは決して一番ではありません。でも寒さに耐え、暖かい春をじっと待つ、強くたくましい生命力のある草花として、多くの人から愛されているのだと思います。

 私たちには見えない土の中で、一生懸命に長く深く根を伸ばしているからこそ、春の日差しを受けて黄金(こがね)色した花が輝いているのだと思います。たんぽぽの花言葉は、「幸福を知らせる」だそうです。

 近畿大学附属小学校は、花や木や自然がいっぱいある素晴らしい学校です。どうぞ安心して勉強に遊びに力一杯楽しんで下さい。

 一人ひとりが自分の花を咲かせるために1日1日を大切にして、「自分の根っこ」をしっかりと長く深く伸ばして下さい。皆さんのそれぞれの素晴らしい花が、たくさん咲き誇ることを楽しみにしています。

 新入生の保護者の皆様、改めましてお子様のご入学、誠におめでとうございます。今日の良き日を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。本日より6年間、私ども教職員一同のみならず、近畿大学学園が責任を持って大切なお子様をお預かりいたします。

 子どもたちは集団生活の中で色々な課題と出会いながら、少しずつ自立し社会性を育んでいきます。様々な経験・体験をしながら、心身ともに大きくたくましく成長します。

 時にはトラブルを通して社会生活の基礎を学んでいくことになります。お子様のより良い成長には、保護者の皆様と学校とが心を一つにして見守り育てていくことが大切です。

 附属小学校では、子どもたちが将来大きな花を咲かせるように、精一杯力を尽くしますのでどうぞご安心してお任せ下さい。本校へのご理解ご協力を重ねてお願い申し上げまして式辞とさせて頂きます。