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【校長室だより】 トランゴ・タワー

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

おはようございます。

先週、耐寒生駒登山がありました。

頂上付近は前夜に降った雪が残っていて、銀世界でした。

今月の心の言葉は「克己」ですが、

登り道のつらさや寒さに打ち克つ強さを学んでくれたことと思います。

どの行事でも、体験したことを振り返ることはとても大切なことですが、

「山登り」から学ぶことはとても多くあります。

登山家にトッド・スキナーという人がいました。

26ヵ国の300カ所の初登攀に成功した、偉大な冒険家です。

その彼がヒマラヤ山脈のトランゴ・タワーに登りたいと言ったとき、

誰もがそれは不可能だと思ったそうです。

標高6250mのトランゴ・タワーはその名の通り、

岩でできた巨大な塔の形の山です。

4000m地点から頂上までの2000mあまりはほぼ垂直な岩の壁が続いています。

東京スカイツリーは高さ634mですから、

その3倍もある岩の壁を想像してみてください。

しかし彼は、不可能と言われたこの登山も成功させます。

彼は、どのようにすれば不可能を克服することができるかを

いつも考えていました。

その経験は「頂上の彼方へ」という本にまとめられていますが、

その読者には、会社を経営するようなビジネスマンが多いそうです。

トッド・スキナーが得た経験は、登山だけでなく、

いろいろなことに役立つことだったからです。

彼の言葉に次のようなものがあります。

「山を低くするのは無理なのだから、あなたは自分を高めなければならない。」

私たちの前にはいろんな問題がおきますが、

その問題を小さくすることができないなら、

自分を高め、それを乗り越えるしかありません。

私たちも、自分が体験したことから何を学んだのか、

しっかり考えたいですね。

そして、それを活かすことができるよう、努力したいと思います。