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【校長室だより】 幸せの達人

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

おはようございます。

9日間のキッズウィークは、楽しむことができましたか?

みなさん、それぞれいろんな思い出ができたことと思います。

でも先生もそうですが、楽しい旅行に行ったわけでもなく、

特別にご馳走を食べたわけでもない、いつもと変わらない時間だった人もいるかもしれません。

ちょっと友達を羨ましく思うかもしれませんね。

でも、星野富弘という人が言っています。

「川の向こうの紅葉がきれいだったので、橋を渡って行ってみた。

 振り返ると、さっきまでいた所の方がきれいだった。」

自分がすでに持っているものに気づくことは大事なことですね。

星野富弘さんは、大学を出て中学校の体育の先生になったのですが、

その夏、宙返りの模範演技をしたときに失敗。

首から下が麻痺してしまいました。

手も、足も、体も全く動かなくなりました。

絶望して、死にたいと考えたこともあったそうです。

でも、体が全く動かないので、死ぬ方法は2つしかありませんでした。

一つは、自分で舌を噛んで死ぬ。

もう一つは、食事を食べずに餓死する。

星野さんは、舌を噛むのは痛そうだから無理と思いました。

それで、食事を断つほうを選び、食べ物を口にしなくなりました。

でも「お腹が空いて、死にそうになった」ので、こちらも諦めたそうです。

やがて、何もできないと思っていた自分にも、できることがあると思うようになります。

彼は、口で筆をくわえて絵を描き始めます。最初はたどたどしく。

でも、やがて星野さんの絵は多くの人々の心を動かすものになっていきます。

星野さんは、いつもの見慣れた景色にも驚くほどの美しさをみつけます。

そして、何気ない日常の中にも温かな幸せを感じ取ることができます。

私たちも、幸せの達人になりたいですね。

星野さんの自伝「愛、深き淵より」は高学年の皆さんにはぜひ読んでほしい本です。

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