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【校長室だより】人間万事塞翁が馬

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

1月22日(月)「人間万事塞翁が馬」

みなさん、おはようございます。

先週、先生は近畿大学での会議に行きました。

するとそこに、見たことのある人が来ておられました。

iPS細胞で有名な山中伸弥教授でした。

山中先生は近畿大学の評議員もしてくださっています。

山中先生は2年前、近畿大学の卒業式でもお話をしてくださいました。

その時のお話は「人間万事塞翁が馬」という、とても興味深いお話です。

Kindai Picks に掲載されていますので、ぜひ聞いてみてください。

人間万事塞翁が馬。

知っている人もいると思いますが、塞翁の「塞」は要塞の「塞」で、お城のことです。

塞翁の「翁」は「おきな」、すなわちおじいさんです。

ですから、塞翁とは城の近くに住んでいるおじいさんのことですね。

このおじいさんが馬を飼っていたのですが、ある日この馬がいなくなってしまいます。

それで、近所の人が気の毒に、ということで慰めに来るのですが、

おじいさんは「これは、ひょっとするといい事があるのかもしれない」と答えます。

2〜3日すると、その馬が帰ってきたのですが、何頭もの仲間の馬を連れて帰ってきていました。

近所の人たちは、おじいさんに「よかったですね」とお祝いの言葉をかけるのですが、

おじいさんは「いやいや、これでよくない事が起きるかもしれない」と言います。

しばらくすると、おじいさんの息子がその馬から落ちて、足の骨を折る大怪我をします。

近所の人たちが、お見舞いに行くと、おじいさんはまた「これは良い事かもしれない」と言ったそうです。

しばらくすると、その土地に戦争が起きて若い人たちが大勢死んでしまうのですが、

おじいさんの息子は足を怪我していて戦争に行かなかったので助かります。

「人間万事塞翁が馬」というのは、幸運も不運も、

このおじいさんの馬のようなもので予測できない、というたとえです。

私たちも、嫌な事やつらい事が起きたとき、それが次の幸運につながるよう努力したいですね。

また、逆にうまくいっているときには油断せず、やはり努力を続けないといけません。

6年生の皆さんも、中学校入試で希望通りに合格した人も、

思ったように行かなかった人もいると思います。

「人間万事塞翁が馬」です。

これからの心がけと努力が、今回の結果を良くも悪くもします。

毎日を大切に、誠実に過ごすよう心がけましょう。

※人間を「じんかん」と読むときもありますが、その場合は世間・世の中を意味するようです。

 子どもたちには「にんげん」で紹介させていただきました。

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