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【校長室だより】 森田敏之先生のこと

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

11月7日(火) 「森田敏之先生のこと」

  みなさん、おはようございます。

 以前、近小で教頭先生をしておられた森田敏之先生が先週木曜日にお亡くなりになりました。

 私もお葬式に参列しましたが、近小の卒業生や保護者の方々がたくさん来られていました。

 森田先生は近小にお勤めのとき、体調を崩されて病院で検査を受けられました。その結果、お医者さんから、血液のがんと言われる白血病で、余命3ヶ月であることが告げられます。

 しかし、当時の校長先生が毎日お見舞いに行かれ、近小の子供たちの励ましの手紙が届けられ、森田先生はそれに力づけられて、ついに病気を克服して近小に戻って来られました。

 その出来事があまりに奇跡的で感動的だったので、テレビの「アンビリーバボー」にも取り上げられたほどです。その内容は、『生きること、育てること』という本にまとめられていますので、機会があればぜひ読んでみてください。本には、6年松組担任の竹下先生も登場しています。

 森田先生は、ひょっとすると近小の歴史のなかでも、一番厳しい先生だったかもしれません。

 でも、わかることの喜びを子供達に体験させてくださる先生で、子供たちに慕われておられたそうです。

 私が森田先生と出会ったのは、私が附属中学校の入試担当になった頃でした。近小の保護者のみなさんに附属中学校の説明をするために近小に行かせていただいたのですが、その説明会の司会をしてくださったのが森田先生でした。先生と私は同じ名字ですから、私を紹介する時に「今日は私の弟が来ています」と言ってくださいました。もちろん、兄弟ではないのですが、なかにはその言葉を信じてしまった保護者もいらっしゃったようです。

 それ以来、森田先生にはお世話になっていました。

 森田先生が学校に復帰されたあと、中学受験を目指して勉強している人たちに送ったメッセージがありますので、一部だけ紹介しますね。

 みなさんは今、中学に向けて勉強に取り組んでいるのですが、先生が「白血病」という怖い病気に打ち勝てたのは、周りの子供たちや応援してくれる人たちによって支えられたということもありますが、一番大きな力はやはり、学校に戻ってみんなといっしょに勉強したい。という強い目的を持っていたということです。

 みなさんも今何のために、なぜ勉強しているのか、自分の目標をはっきり持って、その夢の実現に向けてがんばってください。決してあきらめたり、弱気になったりしないで、目標に向かって歩いていくことです。そのためにもまずは目標をしっかりと持つことですね。

 6年生の人たちはもうゴールは近いです。最後のスパートを自信を持って、迷わず目標の学校に向かって悔いの残らぬようにがんばってください。

 心から応援しています。ガンバレ!!ファイト!!

                          近畿大学附属小学校 森田 敏之

 森田先生やみなさんの先輩たちが、この素晴らしい近小をつくって来られたんですね。私たちも、そのバトンを握っています。さらに素晴らしい学校になるように、一緒に頑張りましょう。

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