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【校長室だより】 美しく不思議な世界

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

6月19日(月) 「美しく不思議な世界」

 みなさん、おはようございます。

 前回の朝礼で一冊の本を紹介しましたが、図書室に本を借りに行ったり、自分で本を買って読んだりした人がたくさんいたということを聞いてとても嬉しく思いました。たくさんの本を読むことは、私たちの人生を豊かにします。また、この世界の素晴らしさに目を開かれていくことでもあります。

 『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』の中でも、井村和清さんが癌の再発を知って帰宅したとき、不思議な体験をしたことが書かれています。

 『その夕刻。自分のアパートの駐車場に車をとめながら、私は不思議な光景を見ていました。世の中が輝いて見えるのです。スーパーに来る買い物客が輝いている。走りまわる子供たちが輝いている。犬が、垂れ始めた稲穂が、雑草が、電柱が、小石までが美しく輝いて見えるのです。アパートへ戻って見た妻もまた、手を合わせたいほど尊くみえたのでした。』

 井村さんは、この世を去らねばならないと思ったとき、これまで何気なく見ていたものの本当の素晴らしさに気付いたのだと思います。

 私たちも、この世界の美しさや不思議に気づくことができれば、毎日が変わると思います。空に月が見えますが、みなさんの目にはどのように見えていますか?先生の目には、ボールのような球体に見えます。山の向こうに大きな月を見たとき、空に巨大な天体が浮かんでいると感じて、自分がいま宇宙の中に生きていることに感動したことがあります。

 また、旅行で海に行ったとき、朝早く水平線の向こうから太陽が現れてくるのを見て、太陽が昇ってくるのではなく、地球が自転して自分が太陽に向かっているのだと感じようとしたこともあります。残念ながら、自転の感覚を持つことはできませんでした。また今度チャレンジしてみたいと思っています。

 ニュートンも朝、畑仕事に出かける道で、美しい花をみて不思議を感じるとその場に座り込み、気づくと夕方になっていたことがあるそうです。

 この世界は、私たちがまだ知らないだけで、とても美しく、とても精巧に創られています。私たちが勉強する意味は、それを知るためでもあります。

 これを機会に多くの本を読んでくださいね。

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