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【校長室だより】 心の優しい思いやりのある子

毎週月曜日に行われる児童朝礼では、毎回、校長先生から全校児童にお話があります。今週の校長先生のお話を紹介します。

6月12日(月) 「心の優しい思いやりのある子」

おはようございます。

 土曜日の学校公開『大近小博』は、みなさんが活躍してくれたおかげでとても好評でした。受付を手伝ってくれた人、小さなお友達の手を引いて校内を案内してくれた5年生、美しい歌声を披露してくれた合唱部の皆さん、そして、公開授業で一生懸命に授業を受けていた人たち。一人ひとりが自分の役割をしっかり果たしてくれている姿が、来校いただいた皆さんに強い印象を与えてくれました。ひとりの幼稚園児のおともだちが、帰り際に「素晴らしい学校でした!」と言ってくれたので、先生も少しびっくりしました。

 また今週土曜日には参観授業があります。授業も、先生とみなさんが創っていくものです。それぞれの役割を自覚して参観授業に臨んでくださいね。

 さて、今度の日曜日は「父の日」です。今日はみなさんに1冊の本を紹介したいと思います。それは、『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』と言う本です。読んだことがある人はいますか?

 すごいですね。低学年でも読んだことがある人がいますね。

 この本の著者は井村和清さんという若いお医者さんです。癌に罹り、この世を去る前に、家族への思いやお世話になった人たちへの感謝などを綴ったものです。本の題名の「飛鳥」は当時1歳数ヶ月、「まだ見ぬ子」は奥さんのお腹の中にいました。

 この本の「ふたりの子どもたちへ」という文章は、「心の優しい、思いやりのある子に育ちますように」という祈りから始まります。以下、その文章の一部を読みます。

「思いやりのある子とは、まわりの人が悲しんでいれば共に悲しみ、よろこんでいる人がいれば、その人のために一緒によろこべる人のことだ。思いやりのある子は、まわりの人を幸せにする。まわりの人を幸せにする人は、まわりの人々によって、もっともっと幸せにされる、世界で一番幸せな人だ。だから、心の優しい、思いやりのある子に育って欲しい。それが私の祈りだ。

 さようなら。

 私はもう、いくらもおまえたちの傍にいてやれない。おまえたちが倒れても、手を貸してやることもできない。だから、倒れても倒れても自分の力で起き上がりなさい。

 さようなら。

 おまえたちがいつまでも、いつまでも幸せでありますように。

    雪の降る夜に  父より 」

 飛鳥ちゃんはまだ幼くてお父さんを覚えていなかったでしょうし、「まだ見ぬ子」は、自分が生まれた時にはお父さんはいませんでした。でも、こんなお手紙があったら、いつもお父さんを誇りに思ったことでしょうね。お父さんがいなくても、この二人の子どもたちが立派にならないわけがないと思います。

 今度の日曜日は父の日です。みなさんの感謝の気持ちをうまく伝えられるといいですね。

 また、先ほど紹介した本も、まだの人は一度読んでみてください。とても素晴らしい本です。

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